たっちのTは始まりのT

しがない忘備録

伊勢集全注釈ショックについて

この前何気なく聴いたたっちレディオ308回に衝撃を受けたというお話。(24:45あたりから)

tacchiradio.blogspot.jp

はじめに断わっておくと自分は歴史も古典もさっぱりで源氏物語も名前を何とか知っているレベルで伊勢集なぞ聞いたこともなかった。

が、この回でのサンキュータツオさんの伊勢集全注釈から始まる話はめちゃくちゃ面白かった、この本の著者の秋山虔や辞書編纂での大槻文彦の背景を含めた話や伊勢集の和歌についての掘り下げを様々な情報の補足をしながら進めていくのでとても聞きやすかったのだ。

別にそれで伊勢集全注釈を買うわけでもなければ、実際に読んで自分が何かを理解できるわけでもないとは思う。しかし伊勢集全注釈を面白いと感じたタツオさんの熱量が凄く伝わってきて、とても興味がそそられる話だった。

これを前の回(307回)の話に繋げると「歌詞がいい」みたいなちゃちな感想しか出せない自分のなんと悲しいことか。もっといろんな文脈でいろんな基準を提示しながら伝えられるようになりたいと大分ショックを受けてまだ消化できてない。

ビジネス書や恋愛の技術みたいなコミュニケーション本ばかりがあふれてるけど、こういった単に「面白かったことを面白かったと伝える」技術というかあり方はよく考えていきたいなぁと思わされたというお話。

 

 

というわけでこういうツイッターに書くには長い話をつらつらと並べる忘備録として使っていきます。